会社にとって大切な顧客情報 | ソリューションのおぼえがき

ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

あなたの会社では

「担当者が退職したために、お取引先の状況がわからない・・・」

ということは起きていないでしょうか。

 

私も過去、お取引先社長の判断ミスで、急に会社を縮小することを話してしまい、従業員が名刺交換した名刺を会社側が確保できず、顧客情報を失ったという苦い経験を見てきたことがあります。

(20年以上前の話ですが、現在ですと個人情報保護や営業秘密保持の観点から、その会社はかなりの損害を被るはずです。)

 

営業が複数名いる会社にとって、顧客の情報共有はもちろん、営業ノウハウについても引き継ぐ仕組みを作る必要があります。

もちろん、営業秘密保持や顧客情報の外部流出を防ぐことは大前提です。

 

古いスタイルですと

「お客様との関係性が長く担当することで、もっと深まる」

「この取引先はベテランである私にしか担当できない」

といった意見をいただきます。

社長はこう言われると関係悪化を恐れてしまい、対策が後手後手に回ります。

 

私の経験上、取引先が契約続けていて解除される理由として、人的影響はかなりの確率で低いものです。

どちらかといえば、競合の打ってきた策やコストなど提案内容によるものが多いものです。

 

ですから、取引先の変更は積極的に行い、ベテランは過去の取引先のフォロー役に徹する。

というフォーメーションも有効です。