事業計画書に書く内容はどのようなものになるのでしょうか?
事業計画書は、財務諸表のように「法律でこのように書きなさい」という決まりはありません。自由形式になります。
しかし、
「経営者自身のため」
「社員のため」
「社外への説明のため」
など読む相手や伝える相手をもとに考えていくと、それらに必要な事項をまとめていけば事業計画書を作成できます。
また、事業計画書とよく混同されがちなのが「企画書」です。
企画書は、ある一つの企画(アイデア)を提案書としてまとめたもので、事業計画書は事業全体のプランニングです。
つまり、「一つ企画」と「事業全体」という範疇の違いがあります。
もちろん、起業時は一つのアイデアで事業を始めるので、企画書と事業計画書との差はあまりないかもしれません。
しかし、企業が成長していき事業を進めていく中では、企画書と事業計画書の範疇の違いを把握せず混同していると、事業計画書の目的は達成できません。
このように目的や範疇を考えながら事業計画書を作成していくと、より良い事業計画書となっていくことになります。