私の仕事や役割の根幹に流れている血や骨格を作っている骨や肉は、基本的に生まれてから今までに経験してきたことや身に着けてきたことがベースになっています。
一時期経済学や会計学を学校で学んでいたとき、それは「実学」だと教えられました。
そのあと、学問を学ぶことによって、実学との違いやお互いの限界が理解できるようになりました。
物事には法則があるとしたとき、学問はその法則性を研究したり実証によって追及しようとすることなのでしょう。一方で、実学は文字通り実際の行動や考えたことについて、取り組んでみて法則性の一端を見つけ出そうとすることなのでしょうか。
書いていてよくわからなくなってしまったのですが、科学的なことについては、対象が物質であるために法則性は比較的追及が可能なのかもしれません。ところが、こと対象が生物、特に人間が関与する経営論については、法則性が見つけにくい。
そこは間違いないような気がしています。
経営については、ある一定の法則を仮説として考えてみて、試行錯誤を繰り返す作業になることが多いのは、そのためなのでしょうか。