損益分岐点を下げる努力 | ソリューションのおぼえがき

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正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

強固な財務体質にするためには、財務構造を改善することが重要です。


中小企業では、「売上を上げる」という指示がでますが、実は売上が上がっても値引き販売で単価が下がっていたり、営業コストや販売コストをかけて売上が上がっても、財務体質は強くなりません。


ではどの指標が重要になるのでしょうか?
「粗利益」確かにでもこれだけでも足りないでしょう。

私は、「損益分岐点を下げる努力」が必要だと考えています。

損益分岐点を下げるといっても具体的に方法は3つしかありません。


①変動費を下げること
変動費の代表は、原材料費です。原材料費の単価改善と数量の再検討を行うことです。


②固定費を下げること
人件費や設備費が固定費の代表です。生産性を上げる施策を打ち出し、実施後固定費を下げる検討を行います。
製造部門などは仕組み化など生産性をいかに上げるかに注力します。セールスなども科学化して生産性を挙げる努力をします。サービスなどは標準化をスタッフなどはマニュアル化を検討します。


③販売単価を上げること
付加価値化や独自性などの差別化、グレードアップ、客単価アップなどの施策を打ち出し、販売単価を上げることを進めていきます。

 

すべてを一気に進めることは難しいです。まずは経営者が意志を持って、一つづつでも推進していくことによって、財務体質の改善を実現しています。経営者がパニックになってあれやこれや言わず、一点集中することですよ。