ずばり、コストと時間がかからないビジネスです。
コストをかけずに結果のでるビジネスを検討したい。では、どんなビジネスなのか?
お金と時間のかかるビジネスはスタートアップに苦労することが多いような気がしています。
それでは、お金と時間をかけなくて済むビジネスを要素別に解説していきます。
①時間軸
・リプレースタイミング把握の容易性
(パソコンやIT機器を含む、複合機等のOA機器、携帯電話、保険全般、リフォーム関連……他)
②決裁者
・リーディング対象者(説得される者)の人数が少ない
(住宅、マンション、不動産、車、保険、個人向け教材、化粧品、健康食品……等、比較的単価の大きなB2C事業全般、経営者や小規模事業主、医療従事者に直接営業行為できる商材)
③プロダクト
・市場における認知度が高い
(商材の存在意義、必要性を詳しく解説しないと理解されない場合はNG)
④エリア
・お客様への物理的な距離が近い
(テレビやネットを介したプロモーションを使わないとリーチできないお客様が対象の場合はNG)
要約すると、「商材が差別化しづらい」「対象となるお客様の多くが知っている」「調査すれば買替えタイミングがある程度わかる」「平均商談リードタイムが短い」「キーパーソンへ直接リーチしやすい」等特殊な技術や技能を要する商材、顧客やパートナー企業の各部門の合意形成が不可欠な商材は、「結果の出やすい販売パターン」とは言いづらく、商材のパワーや企業の政治力も頼りにする必要があります。
いっぽう、パソコンやIT機器を含む、複合機等のOA機器、携帯電話、保険全般、住宅、マンション、不動産、リフォーム、車、保険、通信キャリア、個人向け教材……などの販売パターンは、「労力コスト」をかけることで、「結果は出やすい」と言えます。
要するに「営業力」「販売力」によって、比較的、早くに結果は出やすい、ということです。
ただし、そういうビジネスは競合が多い前提になりますので、「商品力」にのみ活路を求めようとすると、とたんに業績はダウンします。