ビジネスモデルを把握することと同じくらい重要なことは、
「そのビジネスの成功要因を把握していること」だといえるでしょう。
バリューチェーン
①調達→②研究・開発→③生産→④広告・宣伝→⑤販売→⑥アフターサービス
各役割ごとにKSFとなる業界を考えてみると、
調達・・・ 石油
研究開発・・・ 医薬品、航空機、精密機器
生産・・・鉄鋼、造船、半導体、石油化学
広告・宣伝・・・化粧品、日用品、菓子
販売・・・自動車、保険、清涼飲料
サービス・・・オフィス機器
以上は、その業界にいる会社がバリューチェーンのどこに力点を置くべきかを示しています。
例えば、化粧品業界は研究開発よりも広告宣伝に重視をすべきで、一方で医薬品業界は広告宣伝よりも研究開発に力を入れるべきであることがわかります。
各業界のKSFを事前に理解しておく事で、初めて対応する業界に対しても、打ち手を講じ易くなります。