先日、お手伝いしている業務委託先で、その会社のNo.3が突然の退職届を出した・・・。
理由は、新しい人事制度によって、自分は責任者でありながら、職種を変更させられた。
1年半がんばってきたものの、メンバーをまとめることとと業績をよりよくすることができず、責任を感じた。
だから・・・退職したい・・・と。
その話を社長から話を聞いて、「なめてんのか!」と腹の中で思った。
その人とはその前の週、お昼をいっしょにしていて、担当部門の巻き返し策をいっしょに考えていたところだった。
そのときに、兆候は少しあったのだが・・・。まさか、退職するとは・・・。
また、有休取りたいから、休みだけはほしいという。
私は社長に言いました。
「人選ミスですね。私も大いに反省しています・・・。」
1年半社長は、次世代のリーダーとして、時には厳しく、期待をかけて、育てようとしていました。
前社長が放漫経営で赤字を垂れ流した状況で、一昨年のリーマンショックで売上はさらに減。
私が着任したとき、従業員にはこの惨状が知らされていませんでした。
新社長と二人三脚で、足元の利益を確保し、組織を見直し・・・。
新社長は、リストラはしたくないが、人事制度は成果で図りたい。何とか作りこむことに成功。
そして、ようやく、トータルで業績回復の兆しが見えてきたところ。。。
その方は、期待も大きく、給与も以前よりアップしました。でも。
「退職」します。。。
社長に言いました。
「腹をくくれる人なら、若手でもいいから、いっしょに育てて、将来の幹部を作りましょう!」
「今は、兼務で凌ぐしかない、やる気のある幹部にマネジメントは任せて、チャンスを探しましょう!」
やはり、文化を変える人は新しい人材から「火」をつけていくのが良いのかもしれません。