「国民皆年金制度」の考え方から、20歳以上の人は全員なんらかの国民年金への加入を義務付けられています。
①第一号被保険者 20~60未満の自営業者・学生 定額制 毎年280円づつアップ
②第二号被保険者 70未満の会社員・公務員 報酬月額・賞与額に対して定率で支払う また定率でアップ予定
③第三号被保険者 20~60未満の第二号被保険者の扶養されている配偶者 保険料負担はなし
25年以上加入している場合、老齢基礎年金をもらうことができます。
→期間の考え方は、納付済期間+免除期間+カラ期間≧25年
支給時期は60歳から繰り上げて受給されるか70歳まで繰り下げて受給されるか、支給開始を選択することができます。
ただし、65歳を基準に一定率の減額・増額となります。
男性なら昭和36年4月2日生まれ、女性なら昭和41年4月2日生まれ以降は、基本65歳で支給開始となり、老齢基礎年金が支給されます。
なお、会社員の場合は厚生年金制度、公務員の場合は共済年金制度があり、同様に加入していた場合は、国民年金にプラスして支給されます。
日本の年金制度は、理想といえば理想なのですが、人口が一定の増加が基本であることと経済成長が一定であることが基本で成立していましたから、我々が受給対象となるまでにまだまだ改変がありそうです。
そういう意味で、個人での私的年金に加入することや毎月少しづつ長期の運用を検討することなどで個人としても防衛していく必要があるのではと考えています。