いじめとソリューション思考
前回に続いて、いじめについて。
文部科学省は、いじめ問題が生じた場合、隠さずに家庭・地域と連携するよう求める通知を出すそうだ。
そのこと自体に反対はないが、それだけでは効果は無いだろう。
教師としての指導能力、校長としての管理能力が問われるようなことはしたくないのが人情である。
ソリューション・フォーカスは、システムとしてものごとを考える。
家庭・地域と連携できるシステムとは、どのようなものなのか、それを考えて実現していく。
例えば、
親、教師、教育委員会などの、役割(ロール)は何なのか、
彼らの、義務と責任は何なのか、
それらはどのように関わり合うのが理想なのか、
などを対話を通じて、共通認識を構築していく。
文部科学省は、そのような取り組みを支援する体制を構築する。
そのようにシステム全体が上手く動くようにデザインしていけば、より良い方向に動いていくだろう。