親父のガン治療にみる現代医療の問題点 9 ~ 言葉の力 | 社員と顧客と経営者の幸福

親父のガン治療にみる現代医療の問題点 9 ~ 言葉の力

こんにちは。 心のソムリエ 橋本文隆です。


医学的なことはよく分かりませんが、ソリューション・フォーカスの観点から、現代医療について 思ったことを書いていきます。

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病気という問題を見ないで身心全体のリソースを見ようとすると、必然的に「患者」という言葉は使わなくなります。

「患者」というのは、病気(問題)を抱えた人を意味するからです。


ソリューション・フォーカスの元になったブリーフセラピー(短期療法)では、
IP(Identified Patient) 患者(問題がある)と見られている人
という表現をします。

問題がある人ではなく、そう見られているだけ、ということです。


ロジャース系のカウンセリングでは、患者ではなくクライアントという言葉をよく使います。
クライアントには、依頼人や顧客という意味があります。

ソリューション・フォーカスでは、「ビジタータイプ」「コンプレイナントタイプ」「カスタマータイプ」という言葉を使います。

「一見」「クレイマー」「顧客」という感じです。


言葉は人の認識を創ります。

患者、IP、クライアント、カスタマー、どのような言葉を使うかによって、相手の見方も変わってきます。


リソースを活かしていこうとするのであれば、リソースが産み出されるような言葉を使っていくことが大切になります。


続く


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