親父のガン治療にみる現代医療の問題点 9 ~ 言葉の力
こんにちは。 心のソムリエ 橋本文隆です。
医学的なことはよく分かりませんが、ソリューション・フォーカスの観点から、現代医療について 思ったことを書いていきます。
----------------
病気という問題を見ないで身心全体のリソースを見ようとすると、必然的に「患者」という言葉は使わなくなります。
「患者」というのは、病気(問題)を抱えた人を意味するからです。
ソリューション・フォーカスの元になったブリーフセラピー(短期療法)では、
IP(Identified Patient) 患者(問題がある)と見られている人
という表現をします。
問題がある人ではなく、そう見られているだけ、ということです。
ロジャース系のカウンセリングでは、患者ではなくクライアントという言葉をよく使います。
クライアントには、依頼人や顧客という意味があります。
ソリューション・フォーカスでは、「ビジタータイプ」「コンプレイナントタイプ」「カスタマータイプ」という言葉を使います。
「一見」「クレイマー」「顧客」という感じです。
言葉は人の認識を創ります。
患者、IP、クライアント、カスタマー、どのような言葉を使うかによって、相手の見方も変わってきます。
リソースを活かしていこうとするのであれば、リソースが産み出されるような言葉を使っていくことが大切になります。
続く
--------
セミナー 勉強会のご案内
11月14日(日) 行動を引き出す対話の会
11月27日(土) ソリューション・カフェ瞑想会
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 8 ~ 東洋医学
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 7 ~ 因果不明
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 6 ~ リソースを育てない病院
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 5 ~ システム思考
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 4 ~ コンサルティングからみると
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 3 ~ 意思決定の根拠は?
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 2 ~ 問題か解決か
親父のガン治療にみる現代医療の問題点 1 ~ はじまり