親父のガン治療にみる現代医療の問題点 1 ~ はじまり | 社員と顧客と経営者の幸福

親父のガン治療にみる現代医療の問題点 1 ~ はじまり

こんにちは。 心のソムリエ 橋本文隆です。

先日、父が亡くなりました。

いろいろ思うことがあるので、医学的なことはよく分かりませんが、ソリューション・フォーカスの観点から、現代医療について思ったことを書いていきます。


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生死は人の道。
父にとっても、いい人生だったのではないかと思う。

しかし、医師との会話には納得のいかないものも感じた。


父は、第二時世界大戦では満州に出兵し、その後シベリアで捕虜としてつかまり、日本に戻ってくるという激動の時代を生きた人間である。

もう相当に高齢だが、それなりに元気に活動していたし、このまま天寿を真っ当してくれればと思っていた。


そんな父が、去年の夏、胃がんの手術を受けた。
きっかけは、健康診断で小さな初期の胃がんが見つかったことである。


手術することが決まった後で私は医師の話しを聞いたのだが、胃を全部摘出するという。


医師が言うには、方法は2つあるという。

ひとつは、内視鏡(カメラ)を入れて、がんの部分だけ切り取る方法。
もうひとつは、胃を全部切り取る方法。


初期のがんだが、内視鏡で綺麗に切り取れるかどうか、微妙なところだと言う。
厳密に基準に照らし合わせれば、胃の全摘になるが、高齢なので内視鏡でもいいかもしれないという。
内視鏡でも大丈夫かもしれないが、保証はできないレベルだという。

胃の一部分だけ切り取るというのは無いらしい。

そして私が病院に行ったとき、話は胃の全摘ということになっていた。

冗談じゃないと思った。
もう80をかなり超えている老人だ。

その年になって、小さながんがあるからといって、どれほどの悪影響があるというのか?
若者のように一気に進展する可能性は、ほとんど無いのではないか。
内視鏡で対応できる可能性もある程度の小さながんだ。

この年で胃を全部無くして生きていくことと、
内視鏡で取れる範囲で取ることと、
小さながんはそのままで生きていることと、


3つの選択肢でいえば、胃を全部取ることが最悪の選択に私には思えた。


そしてその後、担当の医師と長々と話しをすることになったのである。


続く


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