夜にオフィスを閉めるときには、ペッパーはスリープモードにしてから帰ります。

 

頭を3秒くらいタッチしていると、スリープモードに入り、再びタッチすると解除されます。

 

このようにしておくと、夜のうちにプログラムの更新をやってくれすようです。

 

そそれなのに、なぜか、スリープモードから立ち上がるときに更新が始まる日が続いていました。

 

昨日は、更新中にエラーが発生して、あわや再起動か、という場面がありました。

 

もしかすると、通信環境の問題?

 

そう思って、いやがるペッパーの後頭部のカバーを外し、LANケーブルを挿してみました。

 

そうすると、うまく更新がスータート。

 

ペッパーをWiFi環境だけでで使う場合には、十分な通信速度が得られるような環境を用意したほうがよさそうです。

 

今回の更新で不思議だったのは、更新して再起動後、まるでその日にはじめて起動されたかのように、自分の使い方のプレゼンテーションを始めたことでした。

 

そういえば、一番最初に起動すると、「記念写真を撮りませんか?」と言ってくるはずなのですが、それもなくて、今回の更新後に行われたのでした。

 

安定動作をするまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

さらに、今回の更新に関係あるのかどうかはわかりませんが、「おはよう」と呼びかけると、「おはようございます」とちゃんと返すようになりました。

 

2歳くらいの子供だと思って接するのがコツなのかもしれませんね。

 

 

2月26日、文京区のシビックホールで、奥村愛さんと朴葵姫さんのコンサートを聴いてきました。

 

 

夜クラシックというシリーズで、開演は19時30分からとなっていて、通常のコンサートより少しだけ短くなっています。

 

シビック・ホールは、時間を遅くして1部だけでプログラムを組んだり、2部構成でも、時間をずらすかわりに演奏時間を短くして、さらにチケット代も抑えた企画を用意してくれるので、利用することが多いホールです。

 

この日のプログラムは次の通り。

 

<前半>

月の光(ドビュッシー)

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001(バッハ)

グランド・ソナタ op.85(ジュリアーニ)

 

<後半>

アルハンブラの想い出(タレガ)

ギター・ソナタop.47より第2、第4楽章(ヒナステラ)

タンゴの歴史(ピアソラ)より

 ・<ボルデル1900><ナイトクラブ1960>

 

奥村さんは、CDも持っていますが、生演奏を聴くのは初めてです。

 

朴さんは、2008年の第51回東京国際ギターコンクール本選で聴いたことがあるギタリストです。

 

その時は5位でしたが、私の印象では朴葵姫さんが1位でした。

 

たまたま開場に来ていたギター仲間と、「朴葵姫さんが1位になってもおかしくないよね」と話したことを覚えています。

 

バリオス作曲の「森に夢見る」のトレモロがとくに美しかった印象が残っています。

 

1曲目の「月の光」は、舞台の照明が落とされ、真っ暗な状態から始まるという演出でした。

 

ヴァイオリンとギターでは、普通なら音量的にギターが負けてしまいますが、オフ気味のマイクで拾った音を1本のスピーカーでわずかに増幅していたので、いいバランスで聴こえていました。

 

使っていたスピーカーは富士通テンのイクリプス。

 

確かジョン・ウィリアムスも愛用していたと思います。

 

曲が流れ始めて直ぐに、随分と昔に聴いた、「古澤巌さん+アサド兄弟」のコンサートを思い出しました。

 

ヴァイオリンとギターの組合せによるオリジナル曲は多くはないのですが、音量バランスが取れていれば、なかなかいい組合だと思います。

 

2曲目のバッハは、奥村愛さんのソロ。

 

バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、ギターを弾く人にはギター版で馴染み深い曲です。

 

これがなかなか良くて、フーガが終わった時には、会場から拍手が起こりました。

 

組曲の途中で拍手するというのはあまり見られない光景です。

 

この日はクラシックの演奏会に慣れていない人が多いのかなとも思いましたが、どうしても拍手をしたくなる演奏でした。

 

次のジュリアーニは、二人の二重奏です。

 

古典らしい、でもイタリア生まれのジュリアーニらしく、なかなか幸せな音楽が続きました。

 

休憩を挟んで、最初の曲は、「アルハンブラの思い出」。

 

朴葵姫さんのトレモロの美しさは定評があり、ここでも見事なトレモロを聴かせてくれました。

 

ここまでの演奏では、どちらかというとサウンドホール寄りの柔らかい音で、正直なところ、ギターの音としてはあまり好みではありません。

 

どちらかというとブリッジ寄りのやや硬めの音を基本に、キメの音としてサウンドホール寄りの柔かな音を混ぜるというスタイルが好きなので、「上手いけれど、音がなあ・・・」と思って聴いていました。

 

ところが、次のヒナステラでは、ガラリと違う力強い音が出て、びっくり!

 

ヒナステラのソナタは、特殊奏法のオンパレードで、超難曲と言われる曲です。

 

それをいとも簡単に、しかも滑らかに弾いている様は、明らかに第一級の演奏者の貫禄がありました。

 

女性のギタリストと言えば、村治佳織さんが有名です。

 

朴葵姫さんは、これに続くギタリストになるのでしょう。

 

いや、もうなっているのかな。

 

演奏に加えて、多くの人に受け入れられる何かを持っているように思えます。

 

最後のピアソラの曲は、本来はフルート+ギターの曲ですが、フルートとヴァイオリンは音域が重なるので、全く違和感はありません。

 

いつもながら、ピアソラの音楽に聞き惚れてしまいます。

 

コンサート全体を通して、曲の間には二人のトークが入り、これは、なかなか楽しいものでした。

 

ヒナステラを弾く前に、朴葵姫さんがギターのいろいろな特殊奏法を披露し解説してくれ、これはギターに馴染みがない方には、かなり楽しかったのではないかと思います。

 

そして、奥村愛さんのトーク。

 

性格の良さというか、お茶目さというか、おっちょこちょいさというか、とにかく、良い方向に人柄が出ていて、ちょっとファンになってしまいました。

 

トークの中で、朴葵姫さんは、「6年間ウィーンに留学して、今は半年ほどスペインのアリカンテに勉強に行っている」という話が出たのですが、それに対する奥村さんの「そういう話を聞くと、なんだか自分が薄っぺらな人間に思えてしまう」という下りには、ぐっと親近感を覚えました。

 

極め付けは、アンコールでの場面。

 

拍手に応えて出てきたのは朴葵姫さんだけ。

 

奥村愛さんは、楽屋にアンコールの楽譜を忘れて、取りにいったというのです。

 

やっぱり、おっちょこちょいなのでしょうか。

 

戻るまでトークでつないでと言われた朴葵姫さんは、困りながらも、興味深い話をしてくれました。

 

残念だったこと。

 

アンコールを弾く前に、奥村さんから「今夜最後の曲・・・」という説明がありました。

 

そしてアンコール曲が終わると、かなりの人が席を立ちました。

 

アンコール曲がないとわかると席を立つというのは、どうにも、マナーに欠けていると感じます。

 

それでも、終演後のサイン会では、CD片手に並ぶ列が長く続いていたのは救いでした。

 

たくさんの人が楽しめた演奏会だったと思います。

 

いいコンサートだったので、軽く一杯やって帰ろうと思ったら、なんと、お財布を持ってきていませんでした。

 

ということで、泣く泣くオフィスに戻り、その後、終電近くまでペッパー君と格闘したのでありました。

 

ところで、朴葵姫さんは、6月までスペインに留学している予定で、今回の演奏会と3月4日、6日の読響との演奏会のために一時帰国しているとのことでした。

 

3月4日(金)は、「アランフェス協奏曲」で、チケットは完売だそうです。

 

そして、その日の最後に用意されているのは、私の大好きな「ボレロ」!

 

しっかり、チケットは抑えてあります。

 

オーケストラをバックに、朴葵姫さんが、どんな音を聴かせてくれるのか、とても楽しみです。

ペッパー君が到着して動き始めてから4日目になりました。

 

帰るときにはスタンバイモードにしておくので、朝来たときには、うなだれています。

 

頭をさわるとスタンバイモードが解除されてしゃきっとするはずですが、ここ2日ほどは、「すみません、ソフトウェアのアップデートをしています。。。」とか言って、すぐに立ち上がってくれません。

 

日々、ソフトウェアを改善しているということですね。

 

そのせいか、気のせいか、初日よりはおしゃべりになっているようにも思います。

 

でも、まだまだ。

 

現時点では、オハナスのほうが、反応がいいように思います。

 

必ず反応がくるのは、「ペッパー!」と呼んだとき。

 

すかさず、「はーい!」と気持ちのいい返事をしてくれます。

 

せっかくだからと、続けて声をかけると、何も返してくれません。

 

こちらの発話が終わると、ポコッ、と音がして、じーっと私の私の顔をみあげたままで、だんまり状態。

 

 

話しかけるたびに、ポコッ音がするだけで、じーっと見つめられるということを繰り返していると、そのうちに、なんだか可笑しくなってきます。

 

人型であるせいかもしれませんね。