酒器探しと観光を兼ねて、唐津、伊万里、有田を周ってきました。


東京から佐賀県は遠くて気軽に行ける場所ではありません。


せっかくなのでレンタカーを借りてフットワークを確保しました。


有田焼で手元にあるのは、今右衛門の酒器だけです。


今右衛門は、有田の鍋島藩に献上する陶器を作っていた窯で、色鍋島で知られています。


佐賀空港に移動する途中で、鍋島焼の窯が集まっている大川内山宿に立ち寄りました。




町並みの入り口に当たる場所には関所跡がありました。


坂道の両側に窯元何並ぶ街並みは風情があります。





朝10時頃に行ったのでまだ開いていない窯も多かったのですが、青山窯のショップが開いていたので入ってみました。





気になる酒器があったのですが、探していたものではなかったので、かなり悩んだ末にここはパスしました。


探していた酒器は、たまたま何かの雑誌かパンフレットで写真を見ただけのものです。


窯元はわからず、手がかりは伊万里か有田の何処かだと言う事だけでした。


脚を使い、出来るだけ沢山の窯元やショップを周って偶然見つけるしかありません。


大川内山宿が最後のチャンスでした。


一通り周っても見つからず、諦めて最後に入ったのが伊万里鍋島焼会館でした。


鍋島焼のできるまでの流れがよくわかる展示や、窯元の作品をテーブルウェアとして展示してあり楽しめます。


その中で気になる陶器がありました。


深い緑と淡いグラデーションが見事な皿で、巒山窯(らんざんがま)という窯元の作品です。


タイミングが悪かったのか中が暗くて入らなかった窯元でした。




車に乗る前にダメ元で行って見ると店は開いていました。


店に入ると何と探していたものがあったのです!




線描きと言う手法で、たぶんこれに着色すると色鍋島になるのだろうと思います。


運良くご主人の山本拓男さんと奥様とお話しすることができました。


ぐい呑みと徳利の仕事の細やかさはとても魅力的だったのですが、両方買おうとすると約8万円!


山本さんと奥様のお話を聴くとその作業の大変さがよくわかり、決して高い金額ではありません。


かなり悩んだのですが、来年1月に東京ドームで開催されるイベントに出展予定だと聞き、それまでに貯金しておこうと購入を我慢しました。


これまで益子、笠間、織部、瀬戸、唐津、伊万里、有田など周ってきましたが、美味しいお酒を呑むための酒器という点から見ると、なかなか好みの酒器がありませんでした。


巒山窯は、手に入れたい酒器が数点ある気になる窯です。