十代の頃、いくつかのメーカーからスピーカーユニットが発売されていました。
お金が無くて、やっと買えたのがパイオニアのフルレンジスピーカーPE-16でした。
上位には、PAX-A20というコアキシャルタイプがありましたが1974年頃で8千円位したので、とても買えませんでした。
これを手に入れることが出来たのは、50年近く経ってからです。
中央にはセルラホーンがついたツィーターが付いています。
今見てもなかなかのデザインです。
ずっと鳴らす事もなくしまっておいたのですが、オフィスにあるボックスに入れてみる事にしました。
もともとはコーラルのFLAT-6が入っていたボックスで、穴の直径が合いません。
とりあえず裏側から取り付けてみました。
アンプはUNISON Researchのunico2nd, CDプレーヤは、英国naimのCD5 SIです。
鳴らしてみると、明らかに最近のスピーカーとは異なる音です。
音圧レベルが94dbあるので、押し出しの強い音です。
左右のスピーカーの距離を広くすれば変わるかも知れませんが、ステージが見えるような音場型ではないようです。
同じ場所にあるウィーンアコースティクスのベルクは解像度の良い音場型なので、楽器の配置も意識しようとすると、PAX-A20は向いていないように感じました。
ただ、不思議に落ち着く感じがあるため、気がつくとPAX-A20を使うことが多くなりました。
同じコアキシャルタイプではコーラルの8CX-50が眠っているので、聴き比べてみようと思います。