昨年の7月。
35年以上も電気を引いていなかった小屋に、電気を引く決心をしました。
残りの人生がどれくらいあるかわからない年齢になってきたので、少しは楽をして、小屋作りに集中したいと思ったのでした。
電気を引くことで、風呂を楽しむ事ができるかも知れません。
そう思って昨年の7月に嬬恋の電気店に依頼しました。
小屋は別荘地内にあるので、見える位置に電柱は3本あります。
電柱を敷地内に建ててもらっても良いので、すぐに工事が進むと思っていました。
しかし9ヶ月経った今でも目処がついていません。
理由は、電線を通過する敷地の持ち主から了承を得ることのようです。
売れている土地は持ち主がいるはずなので確認は簡単に思えましたが、そうではないようです。
使っていない土地は、持ち主が亡くなっている可能性もあるのです。
私自身も、今の土地は昭和30年代に土地を買った方から不動産会社経由で購入したのでした。
土地の持ち主に連絡を取ることさえ難しそうです。
そんなわけで東京電力の電気を利用する事は諦めて、電気工事店に工事の中止をお願いしました。
代わりに選んだのは、太陽光パネルを使った自家発電です。
年明けからその方法を調査して、小型のポータブル電源も購入して、性能の検証をしていました。
その結果、エコフローの太陽光パネルと充電用のポータブル電源を購入する事にしました。
容量についても綿密な計算をしました。
夜の間はポータブル電源だけで全ての照明を点灯でき、電子レンジや温風式の石油ストーブが使え、オーディオやテレビも使える容量を条件としました。
昼の間はソーラーパネルで冷蔵庫は切る事なく運転でき、同時にポータブル電源も満充電出来ることも条件としました。
その結果選んだのはエコフローの3600wのポータブル電源と、400wの太陽光パネルです。
それが届きました。
ポータブル電源は45キログラムで、太陽光パネルも20キロ近い重さです。
小屋に行くのは4月の後半からでしょう。
今年の小屋は、太陽光発電システムの構築からスタートです。