チャールズ・マッケラスがスコットランド室内管弦楽団を指揮したモーツァルトの後期交響曲集(第38番~41番)を聴きました。




 

マッケラスは、プラハ室内管弦楽団と組んで、モーツァルトの交響曲全集を完成させているので、これは再録音ということになります。

 

プラハ室内管弦楽団との演奏は快速感がありましたが、スコットランド室内管弦楽団との演奏も爽やかな快速感と清潔感が感じられて、なかなか楽しめます。

 

優秀なLINNレーベルの録音で、SACDというのも爽やかさを引き立てています。

 

チャールズ・マッケラスの演奏は、リズムが気持ち良いものが多く、音楽の全ての面におけるバランス感覚の良さを感じます。

 

ニューヨークで生まれオーストラリアで育った指揮者ですが、私の中では活躍の舞台となった英国の指揮者というイメージがあり、その先入観かもしれませんが、紳士的でユーモアのある演奏が多いように感じています。

 

久しぶりにテラークから出されたチャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」全曲盤を聴きなおしてみたのですが、聴きなれた感のある曲も新鮮に聴くことができました。




 

クラシック音楽は、作曲者が五線譜に残した音符を、楽器を使って音にしていくわけですが、指揮者によって出てくる音楽が全く違ってくることにいつも驚きます。


そこがクラシック音楽の面白さでしょう。