仕事が終わってオフィスのある日暮里駅を降りると、盆踊りの音楽が聞こえて来ました。
日暮里・谷中の総鎮守諏方神社で諏方神社大祭式が開催され、その盆踊り会場となっているのがオフィスのあるビルの広場です。
日暮里駅から谷中の夕焼け段々までは、3分くらい。
オフィスから歩いても5分くらいなので、気分転換するための散歩エリアになっています。
駅とオフィスビルをつなぐデッキから、しばらく盆踊りを見ていました。
「ほんに日暮里良いところ♩」
そうだそうだ、歌詞の通りです。
沢山の人が、楽しそうに踊っています。
日暮里は日本語学校が多く、外国の方が多い街です。
「4年ぶりの開催のためか、踊ってくれる人が増えました!」
アナウンスのこの言葉を聞いて、思わず涙が出てきました。
盆踊りは何事もなければ、毎年普通に行われます。
普通のことが普通にできる幸せとはこういうことかとぐっときてしまったのでした。
デッキから下に降りると、テントでかき氷や焼きそばを売っていました。
おそらく町内会の運営でしょう。
子供たちがお金やかき氷の受け渡しをやっていました。
さっそくかき氷と焼きそばを購入。
どちらも200円という、破格の安さです。
翌日の土曜日には、お神輿が登場。
下町らしく勢いのある掛け声で、お祭りを盛り上げていました。
日暮里駅構内は、感覚的には外国人のほうが多い気がします。
お神輿を見学している大勢の人の中には、多くの外国人がいたでしょう。
その方たちが、毎年このイベントを楽しみにしてくれ、ほかの地域に住む友人を連れてきてくれれば、山手線の未知のゾーン(田端、西日暮里、日暮里、鶯谷あたり)として扱われることがある日暮里も、もっと有名になるのだろうと思います。