5月から外国人対象の建設業に関するオンラインセミナーの講師を始めました。





私自身は建設業界で生きてきたわけではありません。


2918年と2021年には国交省の仕事で22職種の教育コンテンツを作り、最近では特定技能1号と2号の評価試験用の公式テキスト作成の仕事をしました。


そのご縁で声がかかったわけです。


自分が書いたテキストを使うセミナーなので、話せると言えば話せるのですが、例えば「鉄筋工事」のプロでもないし「海洋土木」のプロでもありません。


20年の講師経験から言えるのは、引出しをたくさん持っていないと面白いセミナーにはなりません。


良いセミナーをやろうと思ったら、準備と練習が必要です。


知識を増やすために、興味を広げるために調べ物をたくさんして、工事現場があれば観察するようにしています。


また、出来るだけ語源や何故そうしているのかと理由を知るようにしています。


例えば「ブルドーザ」


ブルは「牛」の意味で、ドーザは、「眠る」

という意味です。


「牛を必要としない」ということですね。


つまり牛を使ってやっていた整地のような仕事が牛いらずで出来る機械が「ブルドーザ」という訳です。


昔からこういうやり方は好きで、どちらかと言うと楽しんでやっています。


練習もかなりします。


25分にのセミナーですが、少なくとも毎回10回くらいは通しでしゃべってみます。


前職でお客様向けに製品のトレーニングをする部署の部長をしていた頃の事です。


時々スタッフが体調を崩して休んだとき、代打で私が講師をする事がありました。


休憩時間に席に戻るとスタッフから「今日はなんだか楽しそうですね!」と言われたことがありました。


トレーニングの講師が天職なのかもしれません。