お茶の水で開催された教育関係のイベントでピッチをやりました。
ピッチは3分から5分くらいで伝えたいことを相手に伝えなければならず、神経を使います。
何回も話すことを練習して臨んだのですが、直前のゲストの先生方のお話を聞いて刺激を受け、急遽話す内容を変えてしまいました。
結果、話すことに感情が入ってしまい、言わなくてもいいことを話してしまったように思います。
そう言えばこの日のAmebaの運勢は、「感情で話をすること」に対しての警告でした。
運勢は、信じるというより、利用するタイプです。
運勢のコメントは、人生の教訓のようなもので、その日そうなるという見方をすると「星座でそんなことが決まるわけがない」という反応になりますが、教訓ととらえると、「もしそうなったときには、ちょっと立ち止まって考えよう」となるので、とても役に立ちます。
その運勢に考えが及ばなかった自分にがっくり。
お酒を飲みたい気分です。
いつも行く「かぶら屋」に行くと、外まで人があふれていています。
さあ、どうしよう。
「かぶら屋」の近くの路地を曲がると、洒落た和食の店があり、勢いで入ってしまいました。
「天」というお店で、開店3日だそうです。
今日は日本酒の気分です。
辛口の試飲セットを注文し、その中から好みだった真澄をグラスで追加しました。
お酒を飲みながら板長らしい方に名前の由来を聴くと、オーナーが好きな麻雀の漫画の中に「運を天に任せる」というセリフだか何だかがあって、それが由来だという事です。
コロナ禍の大変な状況での新規開店。
なるほど。
ゆったりとしたカウンターに前から出される料理はとてもおいしく、調子に乗って山崎12年のハイボールを飲んでしまいました。
お会計は7000円弱。
調子に乗らなければ、5000円以内でしょう。
それでも立ち飲みを好む私の独り飲みでは、めったにない金額です。
値段はともかくとてもいい時間が過ごせたので、また訪れたいと思いました。
そして、翌日。
ある公募の応募資料作成のために朝から集中し、一段落したので、オフィスビルのよく行く店に夕食がてら入りました。
ホッピーセットを注文し、ナカも2回お代わりして結構酔いました。
会計は2000円弱。
昨日の3分の1以下です。
山崎12年VSホッピーセット。
それでも幸せ感は変わりません。
値段の高い安いとは関係なく、幸せ感の振れ幅の上限と言うのは決まっているのかもしれません。
どんなにお金を使って楽しいことをしても、1円もお金をかけずに楽しいことをしても、「いまは幸せだな」と感じる度合いは一緒なのでしょう。
飲むことに関しては、「料理のおいしさ」×「居心地の良さ」が重要で、値段がどうかは関係ないようです。
独り呑み以外には、「料理のおいしさ」×「居心地の良さ」×「誰と飲むか」というパラメーターが1つ加わった式がいいかもしれません。
小屋を作り始めたころですから、35年くらい前の事でした。
ある先輩と話をした時、「都会のネオンやにぎやかな感じ、雑踏が好きなんです」と言った事に対して、「鈴木君は、小屋づくりをしているから、てっきり都会は嫌いなのかと思った」と言われました。
一瞬、なぜそんな質問が出るのかと思いました。
都会には都会の良さがあるし、森には森の良さがあります。
どちらかを否定して拒否するということが、どうもよくわかりません。
仕事をしていると、本当にひどい目に合う事があり、とんでもない状況になることがあります。
そんな状況になっても、「さあ、どうする?どうやってこの状況を切り抜ける?」と言って、どこか別の視点から見ている自分があります。
まるで他人事のように、人生は面白いなと思ってしまいます。
こういう私を見て、「人生を楽しんでいる」と言われることがあります。
そうなのかもしれません。
そう見られるのは、いろいろなことに対する私の価値観が大きく関係していそうです。
自分を知るためにも考えるべき一つのテーマになりそうです。
ブログで「人生を楽しむための価値観」というカテゴリを設けて、折に触れ書いてみたいと思います。