最近、プーランクの音楽にはまっています。


プーランクはフランスの作曲家で6人組の一人です。


6人組の中ではオネゲル、ミヨー、そしてプーランクが比較的知られて存在です。


それぞれ違った方向で新しい音楽を追求していましたが、全音階つまりドレミファソラシドに可能性を見出そうとしていたと言われますが。


そういえば、プーランクはギター曲としてサラバンドを書いていて、曲の最後はギターの開放弦で低音からゆっくりミラレソシミと弾いて終わる独特の雰囲気を持った曲です。


プーランクにハマったきっかけは、『2台のピアノのための協奏曲ニ短調』です。


曲の最初から高速で才気溢れる展開で突き進む実に非常にカッコいい曲です。


2楽章は一転してユーモアを感じさせるメロディーから開始され、その部分は小さな子供が発表会で弾く練習曲のようですが、間もなく素晴らしく美しいメロディが登場して次々と曲が変化していきます。


手元にあったアルバムは、プーランク自身による演奏で、プーランクはピアニストとしても優れていた事がわかります。




クラブサンを使った『田園のコンセール』も素晴らしい曲です。


特に第2楽章の美しさは際立っています。


プーランクの曲は、ジョルジュ・プレートルの指揮によるものがおすすめです。


劇的に音楽を展開し、管楽器や打楽器の扱いに気持ち良さを感じます。


このところ、マーラーの交響曲第6番『悲劇的』ばかりを聴いていたので、とても新鮮な気持ちで音楽を楽しめています。