上野の『たきおか』は夕方に近くを通ると無視できず入ってしまいます。
何時も通りにビールの大瓶と黒ビールを注文すると、店員さんがコップを2つ持ってきました。
「これってどうやって飲むんですか?」
「ハーフ&ハーフです」
「美味しいんですか?」
「とても。それに、混ぜ具合を変えると飽きないし」
「だったらジョッキー持ってきますね」
と言うことで、ジョッキに切り替えました。
一人で立ち飲みをしていると暇なので、つい周りを見てしまいます。
まず、目に入ったのは、このポスター。
早くコロナが終息して、気兼ねなく仲間と乾杯したいものです。
隣には、井川遥さんのポスター。
『ウィスキーが、お好きでしょ』
CMを思い出します。
初代は小雪さんで、2代目は菅野美穂さん。3代目が、ポスターの井川遥さんです。
CMでは、ピエール瀧さんがいい味を出していました。
そして、このCMでハイボールが注目されて、ウィスキーブームが起こったのでした。
ネットで動画を探して歴代のCMを続けて見ると、良くできていて特に音楽が魅力的です。
ギターで弾きたくなって、直ぐにダウンロード販売されていた江部賢一さんの楽譜を手に入れました。
なかなかいい編曲です。
でも、この曲は、歌詞付きで聴くのがいいですね。
と言うことで手に入れたのが、竹内まりやさんのアルバムです。
CMアレンジ、オーケストラ、ストリングスの3つのバージョンが入っています。
この曲で無視できないのは、石川さゆりさん。
竹内まりやさんより高いキーで歌っています。
続けて聴いてみると、石川さゆりさんのほうはキーのせいなのか、声とバックの音量バランスのせいなのかはわかりませんが、歌詞が頭に入ってきませんでした。
語りかけられると言う点では、キーが低く、「お好きでしょ」の「しょ」に特徴のある竹内まりやさんのバージョンの方が好みでした。
それに、石川さゆりさんのアルバムは、CDプレーヤーにセットするといきなり『天城越え』が再生されてしまうし、『ウィスキーが、お好きでしょ』が再生された後にすぐに止めないと『春の雪』が再生されてしまうので、落ちつきません。
この点、竹内まりやさんのアルバムは、まるまる1枚が『ウィスキーが、お好きでしょ』なので、飲みながら聴くには具合がいい。
この曲を流しながら、ハイボールを飲む時間は至福のひと時です。