私のCDラックには、一生聴き続けるであろうアルバムのコーナーがあります。
ここに並んでいるアルバムは、現在50枚くらいです。
数は少ないですが、普段聴くことが多いクラシック以外のアルバムも並んでいます。
その中の1枚が、アル・ディメオラ、パコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリンのスーパーギタートリオのLIVEアルバムです。
クラシック、ジャズ、ロックなどのジャンルを越えて、ギター好きに知られているアルバムだと思います。
過去にも書いたことがあるのですが、アル・ディメオラとパコ・デ・ルシアが演奏する「地中海の舞踏」は、何度聴いても目頭が熱くなります。
アル・ディメオラのスケールの速さと正確さは驚異的!
それに劣らぬ速弾きをピックを使わずに指でやってしまうパコ・デ・ルシアのテクニックも驚異的です。
それぞれが出しているアルバムを聴いても大変楽しめますが、この2人が出会った時に生まれる音楽の熱さは格別なものがあります。
それは、多分にパコの影響があるように感じます。
スペインの情熱が、アル・ディメオラのフュージョンに加わることで、体中の血液が沸騰するような音楽が生まれます。
「地中海の舞踏」で見せるアル・ディメオラのカッティング技術は素晴らしく、それに乗ってパコのギターが加速していく様子は実にスリリングです。
アルはビレリ・ラグレーンともこの曲をやっていますが、パコとの演奏とは熱さが違います。