11月10日。

台風19号の被害の確認のために、日帰りで小屋に行ってきました。

小屋がある場所は、群馬県の嬬恋村です。

吾妻線の長野原草津口駅から大前駅までは、未だに不通になっています。

あまり報道されませんでしたが、鹿沢や田代もかなりの被害を受けたようです。

そんな場所に建つ手作りの小屋なので、それなりの被害は覚悟して見に行きました。


特に昨年増設したデッキの屋根は面積があるので、下からあおられて飛ばされる可能性がありました。

小屋に行く道は、下り坂で、大雨だと、道の中に流れが出来てしまう事もありました。

車で入ると、道には破砕した石が敷かれていたので、相当な流れが出来ていた事が想像できます。

この日は久しぶりの秋晴れ。

着いた時の気温は13度。

日が当たると寒さは感じず、気持ちの良い日でした。

恐る恐る確認したところ、小屋の被害はゼロでホッとしました。

何年も前になりますが、大きな台風によって白樺が倒れ、屋根におおい被さった事もあったのですが、敷地内を倒木はありませんでした。

隣の敷地の建物には、倒木がかかっていました。

お隣りさんの姿は20年以上見た事がありません。

このまま傷んでしまうのかも知れません。

この別荘地は、「鎌原郡鬼の泉水」の地名がついていて、たくさんの渓流が流れています。

小屋の土地も渓流に面しています。

穏やかな流れだった渓流は、流れのコースが大きく変わり、川幅が狭くなり、流れも早くなっていました。

流れ沿いに沿って何本もの倒木が見られました。

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流れのそばに立つ木は、根のまわりの土がえぐられて風で倒れたようです。

この流れの50メートル下流くらいには、道が横切っていて、道に埋め込まれた土管によって、下流に流れて行くようになっていました。

通常は水量は多くないのですが、水量が多くなり、土管の太さで流しきれなくなると、水を堰き止めるダムのようになってしまいます。

ここを通って帰ろうとすると、道は倒木で塞がれ、道があった部分は大きく崩れ、左側に数十センチの幅を残すだけになっていました。

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渓流は、上の写真の土管内を通っていたのですが、土管の上にあった道はなくなり、渓流のコースは変わっているのがわかります。

道が崩れる前の様子を想像すると、ちょっと怖くなります。

今回の台風に耐えた小屋を誉めてあげたい気持ちになりました。

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