JBLの4343Bは、使いこなしが難しいスピーカーだと言われています。

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大きさもそこそこあるので、まずは設置が大変です。

多くの場合、住宅事情で左右の壁ギリギリの位置になり、背面も1メートルくらい取るなんていう事は困難です。

床置きは基本やらない方が良く、足元をしっかりと固め、高さも15センチ以上は持ち上げる必要があります。

そう言う条件が整わないと、低音がモコモコしたボヤけた音になり、こんなに大きいのに何で低音が出ないの、と言う結果になります。

スピーカー4本で構成されていて、ウーファー以外の3本は、それぞれのレベル調整が出来る事も、使いこなしを難しくしている理由の一つだと思います。

押し出しの効いた音は魅力的ですが、どうもコーン紙の存在を意識させるようなひと昔前のような音は私の好みではなく、何度も手放そうかと思っていました。

何となくネットを検索していると、アッテネータの調整について書かれているブログを見つけました。

私の場合、アッテネータは、まず目盛りのセンター位置にして、そこから各ユニットのアッテネータを右に回すと言う方法でした。

つまりレベルを上げるという方向で、その加減を調整すると言うやり方でした。

そのブログによると、逆に絞った方が上手くいくという事です。

早速、写真の方用に設定してみました。


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高音の2つを絞り込む方向にするので、おとなしい音になるのだろうなと想像していましたが、再生してビックリ。

現代のシステムのように解像度が上がり、紙くささが消えて、音の輪郭がはっきりした、鮮明な音が出てきました。

こう言うのが使いこなしなんだと、つくずく思いました。

スピーカーのエッジはウレタンのため、経年変化でいずれボロボロになります。

私のスピーカーも、既に1回張り替えられています。

次は無いだろうなと考えていましたが、ちょっと考え方を変えようと思います。

エッジの張り替えに出す時は、アッテネータのボリュームやネットワークのパーツなどもメンテナンスしてもらおうかと思います。