先生ロボットの実現に向けて全力で取り組んでいると、気になることが出てきます。

ロボットなどのテクノロジーを活用すると、個人の理解度に合わせた指導が可能になってきます。

アダプティブラーニングと呼ばれるものです。

教育指導要領を無視するなら、私のザックリとした感覚では、小学校の算数は4年生迄に習得出来ると考えています。

他教科もあるので、時間的制約で、結果的に6年間でこなすようなカリキュラムになっているように思います。

一方で、子供は生き物として適切に発達していく為の、過程があります。

ある事象を、受け入れられる為のレディネスが整うタイミングがあるわけです。

たとえ小学校の6年間で学ぶ算数が、4年間、あるいは3年間で出来たとしても、発達心理学との関係が気になります。

発達心理学は、無菌室に入れられた子供が成長する過程を研究するのではなく、社会との関わりの中での心理的側面の発達を研究するのであれば、フロイトやエリクソンの研究成果を尊重するにしても、個人に及ぼす様々な情報が飛び交う今は、発達心理学も急速にバージョンアップしていく必要があると思います。

実際、そんな状況にあるのかも知れませんが、非常に気になっています。