ヨドバシカメラのオーディオフロアーに行くと、圧倒的に売り場面積を占めているのはポータブル・オーディオ関連です。
イヤフォンやヘッドフォン、ポータブル・プレーヤー、Bluetoothスピーカーなどの製品群です。
その種類の多さは、どう選んだら良いのか迷ってしまいます。特にイヤフォンは、気持ち悪くなるくらい沢山有ります。
イヤフォンで音楽の聴きくスタイルが主流ということですね。
音質は驚くほど良く、そんな音を歩きながら聴けると言うのは凄いことです。
電車などで移動する時には選択肢がないのでポータブル・オーディオで音楽を聴きますが、頭の中で音楽が鳴ってしまうのは正直言って苦手です。
深夜、照明を落としてJBLの大きめのスピーカー4343でノラ・ジョーンズのNot too lateを聴いていました。
2メートルくらい前の空間に、ノラ・ジョーンズが私のために静かに歌ってくれている、そんな雰囲気です。
まるでライブで良い席に座っているかのような感覚です。
こう言う空間感や空気感は、イヤフォンでは物理的に無理です。
照明を落としてしまうので、ながら聴きにはなりません。
音楽だけを楽しむひと時です。
これがスピーカーで聴く音楽の良さです。
住宅事情という点では、今も昔も大差なく、与えられた生活空間で苦戦しながらスピーカー再生による音楽を楽しんできました。
至近距離でスピーカー再生を楽しむニアフィールドというテクニックもあり、スペースだけではなくコスト的にも低く抑えられます。
最近半分アナログレコードのブームが再来し、SONYもレコードのプレスを再開したとの話しも聞きます。
その延長には、スピーカー再生の世界が待っているわけです。