よく聴く音楽はクラシックですが、ジャズのボーカルも大好きです。
照明を落として聞いたときに引き立つジャズが好きで、圧倒的に多いのは女性ボーカル。
ダイアン・クラール、ジャネット・サイデル、ヘイリー・ロレンといったところが好きですが、男性ボーカルのメル・トーメも良く聴きます。
メル・トーメの歌を聴くと、実体験としてはないはずの、希望に満ちたアメリカとを感じるのです。
日本でいうと、笠木シヅ子さんとか、植木等さんでしょうか。
「東京ブギウギ」なんかは、戦後のこれから良くなっていくだろう日本への希望を感じますし、戦後から少し経ちますが、植木等の「無責任シリーズ」の映画も、今は大変でも、そのうちなんとかなるだろう、という根拠がないけれど希望が見えます。
こういう点では今の歌はどうなんでしょうか。
それにしても、メル・トーメ!
なんと暖かい歌声でしょう!
この、ジョージ・シアリングと入れた「トップ・ドロウアー」を聴くと、幸せな気分に浸れます。