ユニゾンリサーチのレコードプレーヤーGIROが登場したのは、今から10年くらい前の2008年か2009年の事だったと思います。
その美しいデザインに惹かれ、いつか手に入れたいとずっと思っていました。
そうこうするうちに、いつのまにか生産終了になってしまいました。
価格を考えると、性能的にも音質的にも他にもたくさん良いものがあり、トータル的に見て競争に勝てなかったからだろうと想像しています。
それでもユニゾンリサーチ特有の木を使ったデザインの美しさは唯一無二のものであり、この点では他に代わりはなかなかにみつかりません。
現実使っているアンプとCDプレーヤーもユニゾンリサーチであり、なんとか手に入れたいと思っていたところ、未使用品を破格の値段で手に入れるチャンスがありました。
国産のプレーヤーの多くは箱から出して、若干の調整をすればすぐに使えますが、GIROは、アームの取り付けなど、ちょっと手間がかかります。
やっとできたと思ってスイッチを入れると、回らない!
スイッチがグラグラで、なんだか怪しいと思ってはいたのですが、どうやら壊れていたようです。
修理に出して待つこと2ヶ月以上。
やっと戻ってきました。
修理票をみると、スイッチだけではなく、モーターも壊れていたようでした。
やれやれ。
精密機械なので、取り扱いに気を使いながら、なんとか組み上げました。
オーディオテクニカのカートリッジAT150saを取り付けて再生してみると、なかなかいいではありませんか。
非常に細かい音まで綺麗に分離して再生されます。
取っ替え引っ替えレーコードを再生してみたところ、特に苦手なジャンルというのもなさそうです。
心の片隅で、もっと音のいいプレーヤーはあったはずだとは思いながらも、やはりデザインの美しさに納得してしまいます。
結果的には満足していますが、いろいろ問題もありました。
これはまた後日。