東京芸術大学の卒展を見てきました。
上の娘も美大卒なので、美大の卒展レベルの高さはイメージ出来ていました。
どの作品を見ても、芸術家やデザイナーの作品であって、学生の作品という印象はありません。
強いて言えば、学生らしいチャレンジが見えるという事でしょうか。
オフィスのある日暮里から東京芸術大学の卒展会場のひとつである東京都美術館までは直ぐの距離です。
それにも関わらず、芸大の卒展に行くのは初めてでした。
今回、行ってみようと思ったのは、仕事がらみでした。
私の会社でやっているARサービスを卒展の作品に利用したいと言う学生さんがいたのでした。
その学生、Kさんは、私の娘と同じ名前だけではなく、大学は違っても同じデザイン専攻。
美大の卒展の大変さは知っていたので人事とは思えず、応援する事にしました。
Kさんの作品のタイトルは、「3匹のこぶたかもしれない」。
お馴染みのお話の絵が数パターン並べられているのですが、見た目は殆ど同じ絵。
でも、実は絵と絵をつなぐストーリーが違っていて、その違いは、ARの技術を使って絵をスキャンして再生される動画を見て初めてわかると言う趣向です。
見た目から来る思い込みとは全く違うストーリーが潜んでいるという面白さ、怖さがある事を表現するコンセプトでしょう。
Kさんの展示コーナーには結構沢山の人が訪れているのを見て、自分の事のように嬉しくなりました。