6月25日に、芸術劇場で開催された読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました。
指揮は今注目を浴びている、フランソワ=グザヴィエ・ロト氏です。
プログラムは次の通りでした。
<第1部>
ベルリオーズ:歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
<第2部>
ベルリオーズ:幻想交響曲
ヴァイオリン独奏:神尾真由子さん
まず第1部。
最初の軽い切れのよいサウンドにびっくりしました。
読響からああいうサウンドが出たのを聴いたのは初めてでした。
実は「幻想交響曲」を除いて、ベルリオーズがあまり好きではありません。
いったい音楽がどこに向かっていこうとして、何がいいたいのかさっぱりわからないのです。
いつ聴いても、消化不良になります。
サン=サーンスはどうか。
見事な演奏だったことは間違いないのですが、いかんせん、私は協奏曲があまり好きではない。
ラフマニノフの「パガニーニ・・・」のようなスタイルだと、ピアノとオケが格闘したり融合したりして面白いのですが、オケが伴奏にまわるような曲は苦手です。
ということで、第1部は楽しめませんでした。
第2部はどうだったか。
これも、すごい演奏だったはずなのですが、心拍数は一向に上がりませんでした。
これには理由があります。
私の前の席の人の身長が高く、ステージの指揮者や独奏付近はほとんど見えなかったのでした。
普通に座っていてくれればどの席からもステージ中央は見えるはずなのですが、その人は首を思い切り右に傾けたり左に傾けたりを繰り返すので、それにあわせてこちらも動くことになり、音楽にまったく集中できなかったのでした。
これがなければ、苦手な曲が並ぶ第1部も、もっと楽しめたかなと思います。
そんなわけで、期待していた指揮者のコンサートでしたが、残念な2時間に終わりました。
こんなことは、めったにないんですが。
残念!
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