6月25日に、芸術劇場で開催された読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました。


指揮は今注目を浴びている、フランソワ=グザヴィエ・ロト氏です。



20150625_01



プログラムは次の通りでした。


<第1部>

ベルリオーズ:歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番


<第2部>

ベルリオーズ:幻想交響曲


ヴァイオリン独奏:神尾真由子さん


まず第1部。


最初の軽い切れのよいサウンドにびっくりしました。


読響からああいうサウンドが出たのを聴いたのは初めてでした。


実は「幻想交響曲」を除いて、ベルリオーズがあまり好きではありません。


いったい音楽がどこに向かっていこうとして、何がいいたいのかさっぱりわからないのです。


いつ聴いても、消化不良になります。


サン=サーンスはどうか。


見事な演奏だったことは間違いないのですが、いかんせん、私は協奏曲があまり好きではない。


ラフマニノフの「パガニーニ・・・」のようなスタイルだと、ピアノとオケが格闘したり融合したりして面白いのですが、オケが伴奏にまわるような曲は苦手です。


ということで、第1部は楽しめませんでした。


第2部はどうだったか。


これも、すごい演奏だったはずなのですが、心拍数は一向に上がりませんでした。


これには理由があります。


私の前の席の人の身長が高く、ステージの指揮者や独奏付近はほとんど見えなかったのでした。


普通に座っていてくれればどの席からもステージ中央は見えるはずなのですが、その人は首を思い切り右に傾けたり左に傾けたりを繰り返すので、それにあわせてこちらも動くことになり、音楽にまったく集中できなかったのでした。


これがなければ、苦手な曲が並ぶ第1部も、もっと楽しめたかなと思います。


そんなわけで、期待していた指揮者のコンサートでしたが、残念な2時間に終わりました。


こんなことは、めったにないんですが。


残念!



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