冬が訪れる前に物置小屋のルーフィングをやってしまおうと、週末に浅間の小屋に行ってきました。
土曜日の朝、7時前に都内を出ると、お昼くらいに浅間の小屋に到着しました。
この時期は日が暮れるのが早く、しかも森の中なので、実際の日没時刻よりもずっと早く暗くなってしまいます。
作業は、せいぜい午後4時くらいまでしかできません。
日曜日には帰らなくてはならないので、、早朝から作業をしたとしても、12時間くらいの作業時間しか取れません。
この中で、屋根の鼻隠しの取り付け、ルーフィング、窓のトリミング、塗装の作業を終わらせなければならないので、大忙しです。
耳鼻科の医者からは、「禁酒」と「安静」を言い渡されていたので、あんまり無茶はできません。
こんな条件で作業を開始しました。
ルーフィングには、まず防水シートを貼ります。
ルーフィング用の防水シートはホームセンターに行くと50mのロールで売っていますが、たいていは必要な長さに切り売りしてくれます。
カットは、普通のカッターでなんとかなります。
コンパネへの固定は、大型で強力なホチキスである、タッカーを使います。
グリップをぎゅっと握ると、ホチキスが防水シートを貫き、コンパネに固定されます。
思ったより簡単で、短い時間で防水シート貼りが終わりました。
ルーフィングには、アスファルト・シングルを使いました。
アスファルト・シングルは、下から貼るのですが、1列目は上下を逆(切れ込みが上になるように)にしてルーフィング専用の釘で固定します。
2列目からは、切れ込みを下にして固定していきます。
3列目からは切れ込みの位置が2列目とずれるように配置します。
左右にはみ出た部分は、専用の鋏を使えば簡単にできます。
屋根に上ると、下で見るよりも急勾配で、地面までは4m以上あるので、落ちたら軽く骨折くらいしそうです。
てっぺんの部分は屋根にまたがれば楽に作業できるのですが、屋根の下のほうは怖くて行けません。
結局、屋根のてっぺん部分にお腹がくるように体を「くの字」にして作業したのですが、これが結構大変でした。
これが「安静」状態なのか、いささか疑問でしたが、なんとか作業をすすめました。
屋根の片方の面の最後は、写真のように折り曲げます。
もう1面も同じように折り曲げると、これで雨の侵入は防げます。
このままでもいいのですが、ちょっと格好悪いので、金物を使って仕上げました。
ルーフィングは、1枚ずつじわりじわりとシングル材を貼っていく作業で難しくはありませんが、面積が広いとなかなか進まず、根気が必要です。
それに、傾斜がある場所の作業なので、普段使わない筋肉を使ったり、馴染みのない関節の動きが必要なので、作業が終わるころには、体が痛くてガタガタになりました。
どう考えても「安静」ではないですね。
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