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モーリス・ル・ルー指揮 フランス国立管弦楽団 17分13秒

録音:不明

Concert Hall Society: CHS172

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20141021_04


モーリス・ル・ルーという指揮者は知りませんでした。1923年に生まれ、1992年に亡くなった指揮者で、作曲やテレビドラマの監督もしていたようです。どれが本業なのかは知りませんが、1960年から1967年まで、フランス国立管弦楽団の首席指揮者を務めていたということですから、それなりに指揮者活動はしていたのだろうと思います。

この「ボレロ」は、コンサートホール・ソサイエティというアメリカの通信販売レーベルの中の、ラベル作品集の中におさめられていました。このアルバムには、ポール・パレーやピエール・デルヴォーも登場しています。プレスは日本で、日本語版解説もついていました。

17分13秒ですから、かなり遅い「ボレロ」です。

曲は、かなりこもった音で始まります。ソロも特に名技を聴かせるわけでもなく、淡々と進みます。ところどころ、音程が合っていないように聞こえる部分もあります。

このオーケストラとは、マゼール(13分53秒)やバーンスタイン(15分40秒)も「ボレロ」を入れていて、それほど下手なオーケストラとは思えないのですが、どうしたことでしょう。

もともと「ボレロ」は曲の完成度が素晴らしいので、悪い演奏に出合うことは少なく、この演奏も悪くないのですが、良いところや面白いところがみつけにくい演奏でした。


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