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エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 14分15秒
録音:1965年5月
LONDON KICC 9348
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アンセルメの手兵であるスイス・ロマンド管弦楽団は、アルバムと来日した時の演奏の落差により、ヘタウマなオーケストラと言われたことがありますが、私は好きな組み合わせです。
ある中古レコード店で流れていたアンセルメとスイス・ロマンドによるベートヴェンの交響曲のふくよかな音楽に惹かれ、あちらこちたと探し回ってその交響曲全集を手に入れたことがありました。
確かに精緻な演奏ではありません。
DECCAの音量バランスなのか、アンセルメの指示なのかはわかりませんが、コントラバスの刻むリズムの存在感が特長的で、その低音に乗って盛り上がっていく様子には興奮させられます。
まだクラシックを聴き始めたころ、一大決心をして買った、アンセルメ指揮の「くるみわり人形」のLPを思い出しました。