ラヴェルの「ボレロ」の録音を集中して集めています。


気がつくと、LPレコードも20枚ほどになりました。


アナログ盤のつらいところは、レコード・プレーヤーがある場所だけでしか聴けないことです。


これは一長一短で、結果的に、しっかりと音楽に対峙して聴くことができるという良さがあります。


確かにCDが登場する前は、よし音楽を聴くぞと、聞き流しではなく鑑賞するようにレコードを楽しんでいました。


アナログ盤全盛のころの録音の中にはCD化されていないものも多く、これはLPレコード・プレーヤーで聴くしかありません。

ところで「ボレロ」は聴き比べをしたいので、同じ演奏を何度も何度も繰り返し聴きます。


とにかく時間がかかるので、たいていはウォークマンに入れ、電車の移動や歩いての移動の時に聴いています。


アナログ盤ではそういうわけにはいきません。


そこでアナログ盤もその環境にしようと、デジタル化することにしました。


使うインタフェースは、ADL(フルテック)のUSB DAC(GT40)です。



20140907_05


GT40はなかなか優れもので、LINE入力だけではなく、MM/MCに対応したPhonoイコライザーもついているので、普段はイコライザーとして使っているのですが、今回の目的にはぴったりです。


LINE OUTもヘッドフォン出力もあるので、これに小型のアンプを組み合わせるだけで、アナログ盤が聴けるちょっとしたオーディオシステムができあがります。


ソフトはフリーのAudacityを使いました。


取り込んだあとの余分な部分のカットや、頭と終わりの部分を無音化する機能もついているというすぐれものです。


ファイル書き出しも、FLACフォーマットを選択できるので、アナログ盤のハイレゾ化ができるわけです。


土曜日の夕方から初めて、6時間くらいかけて20枚の「ボレロ」を取り込みました。


こういう事に時間をかけるのは実に久しぶりのことで、さすがにくたびれました。


20代のころ、ギターのアルバムの整理のために、何日もかけて手書きのカードシステムを作ったことを思い出しました。



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