オフィスのあるビルの2階の立ち飲み屋でホッピーを飲みながらゆらゆらと揺れていました。

首が痛くなるくらい近くにある大型テレビでは、何やら海外に移住している高齢の女性を訪ねて取り上げる番組がやっていました。

音は聞こえず頼りは字幕のみ。

首が痛くなるし、音は聞こえないのでほとんど画面は見ていなかったのですが、たまたま見た画面に次の文字。

「いまがいちばんいい」

画面には、たぶん90歳前後と思われるおばあさんの顔が大きく映っていました。

顔にはいく筋もの深いしわが刻まれています。

おそらくご主人は既に亡くなっているでしょう。

台所に立つ姿は、足腰の衰えが見えて心元ない様子です。

それでも、

「いまがいちばんいい」

何の気負いもなくこの言葉を言える人生は素晴らしいです。

じわっと涙がでました。

自分に置き換えたらどうか。。。

会社の経営は本当に大変で、お金の心配はいつもついて回り、はたから見ると結構ハードな状況です。

あれこれ考えると胃が痛くなります。

でも、

「いまがいちばんいい」

今の自分は、そう言い切ることができます。

私がそういっても、テレビのおばあさんのようなインパクトはありません。

まだまだ苦労が足りないということでしょう。

それでも大好きな曲「ボレロ」のように、同じことを繰り返しているように見えるけれど、少しずつ音量増加していることを感じています。

ホッピーで多少迷走している思考力を差し引いても、そう思える自分の人生は、今のところ悪くなさそうです。

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