このところのギターの弾き方は、楽譜を取り出して、気の向くままに曲を選んで弾くという感じで、これはよくないなあ、と思っていました。
ほとんど初見のような弾き方で次々と曲を変えるわけですから、多少の指の訓練にはなったとしても、曲を深く掘り下げて完成させていくわけではないので、上達するはずがないのです。
これではいけないなと何年も思い続け、それでも改善できないでいました。
トシをとったせいか、このごろ、毎日をしっかり生きたいとか、1食1食を大切にして美味しいものだけを食べたいと、強く思うようになりました。
ギターについてもしかり。
教室に通っていたころは半年に1回のペースで発表会があったので、半年ごとに曲が仕上がっていました。
それが今ではどうでしょう。
楽譜がないと1曲もまともに弾けません。
40年以上もギターを続けていて、これはちょっと悲しい。
そう思って、来年はテーマを決めて取り込もうと、決意しました。
選んだのは、ヴィラ=ロボスとタレガ。
ヴィラ=ロボスは、12のエチュードと5つの前奏曲、そして5つのショーロからなる「ブラジル民謡組曲」が有名です。
その中から5曲~8曲くらいを選んで、1年かけてきちんと弾けるようになろう!
そして、まずエチュード第1番の練習を始めました。
左手はそれほど難しくはないのですが、右手のアルペジオが苦手で、どうかすると指がもつれてしまいます。
また、1弦~3弦に表れるミの音をどう処理するかで、曲の面白さが変わってきます。
高速で弾くとかっこいいのですが、速さよりもいい響きで曲を作れればと考えています。
タレガからは、ギターらしい小品を。
ラグリマやアデリータなど、ギターを始めたころに挑戦した小品や前奏曲から数曲。
こういう小品も、ギターの良さを伝えられるような演奏がきるようにしたいものです。
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