ウィークデーは夕飯時に家にいることはまずないので、ほとんど毎日外食になっています。
外で夕食というのは、私にとっては、≒外で飲む、ということになります。
そうそうフトコロが持つはずもないので、たいていは1000円程度、あるいは1000円ちょっとで軽く飲める店に入ります。
もともとそういう予算なので文句は言いにくいのですが、店に入って、しまった、と後悔することがたまにあります。
たとえば料理の盛り付け方です。
気持ちがこもっていない店は、皿にたいして、料理が端のほうに寄っていることが多くあります。
最初に出された突き出しか1品目の料理を見れば、その店が当たりかはずれかがわかります。
たとえ100円の料理でも、気持ちがこもっている店では、きれいに盛り付けられた料理がもの前に出てきます。
先週、仕事を終えて、西日暮里で軽く飲んで帰ろうと、初めての店に入りました。
そこはチェーン店でしたが、好きなチェーン店グループだったので、安心して店に入りました。
ところが、突き出しはだめ、注文した料理もなかなか出てこないなど、気持ちのこもっていない店でした。
早々に退散して、西日暮里からオフィスのある日暮里に向かって歩き始めました。
途中、常磐線の踏切を越えると、「こまつ」の看板が目に入りました。
「こまつ」は、立ち飲みのお店のように、毎日通えるほど安くはありませんが、何を注文しても驚きと感動のある店です。
そうだ、この店で飲み直そう。
のれんの隙間から店内を見ると、カウンター席が空いていました。
「いらっしゃい!」
数回来ているので、顔を覚えてくれていたらしく、温かく迎えてくれました。
「村尾、ロックでください」
村尾は、大好きな芋焼酎です。
突き出しは、行くたびに変わるので、毎回楽しみです。
今回は、おしゃれなふた付きのガラスの容器に入った一品でした。
何やら、とても手が込んでいて、口の中に複雑な味が広がります。
うーん、おいしい!
生きていてよかった!
おすすめメニューを見ると、名前からは正体がつかめない、うまそうな料理が並んでいます。
その中から、「蒸し鮑と鮑茸の肝ソース」を注文しました。
肝ソースが素晴らしくおいしく、フランスパンがほしくなりました。
幸せな気分になりながらも、2軒目だったので、これで店を出ました。
村尾 800円
突き出し 500円
蒸し鮑と鮑茸の肝ソース 1000円
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合計 2300円
1軒目として入れば、予算は4000円前後でしょうか。
値段に対して料理やお酒のクオリティが高く、ほんとうにいい店だと思います。
こういう店に、週に1回くらい入れるように、がんばらねばと思いながら、店を出ました。
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