ペッパーランチというチェーン店がありますね。
ペッパーランチには、2度ほどがっかりさせられました。
1回目は、2009年の病原性大腸菌O157事件。
この時、サイコロステーキがメニューから消えました。
サイコロステーキは加工をしてある肉で、中心まで火を通さなければなりません。
客が自分で焼き加減を決める提供スタイルにはそぐわなかったということでしょう。
私は数あるメニューの中で、サイコロステーキが大好きだったので、メニューから消えたことにとてもがっかりしました。
お店で完全に調理して出すスタイルでもいいから残してほしかった。
それからは、ペッパーランチに行くと、ビーフハンバーグを注文するようになりました。
練って加工してあるサイコロステーキの面影をしのぶにはハンバーグです。
ステーキが売りなのでしょうが、ここのステーキはどうも好きではありません。
さて、2回目のがっかりは、つい先週のこと。
秋葉原のヨドバシカメラに行くと、ときどきレストランプロアにあるペッパーランチに入ってました。
長いU字形のカウンターテーブルは満席になることが少なく、隣と適当に距離を置きながらゆっくり食事できるので好きなお店でした。
照明も程よく暗く、「やっぱりあれを買っちゃおうかな?」なんてヨドバシでの買い物のことを考えるにはピッタリの場所でした。
注文した料理が出るまでの時間が早く、店員さんの対応も気持ちが良く、2009年のことからイメージを回復しようと頑張っているのが伝わってきました。
席に座ると、次回利用できるドリンク券をくれ、10ポイントでビーフペッパーライスが無料になるポイントカードを発行していました。
と・こ・ろ・が。。。。
その日、ペッパーランチで食事しようと思ってお店の前に行くとどうも様子がおかしい。
やけに明るく、ちょっと入りにくい雰囲気でした。
店内を大改装してのリニューアルオープンの日だったのです。
カウンター席は少なくなり、テーブル席が用意されていました。
以前は券売機で食券を買いましたが、席でのオーダー制に変更。
そしてなんと店員さんは、メイドカフェにいそうなコスチューム。
店の明るさもあって、なんだか落ち着きません。
メニューを見ると、今まではなかったワインがあったので、これを注文。
まもなく出てきたワインは、なんとボトル!
「新しい飲み方の提案」らしく、飲んだだけ請求されるというシステムということです。
「どうやってグラス1杯の量を決めるの?」とたずねると、写真のようなメモリのついたカバーをボトルにすっぽりとかぶせました。
なんとめんどくさい。
お変わりしたければ、もう一杯ください、のほうがよっぽど気が楽です。
それに、グラスがやや大きめなのか、1杯分を注ぐと、えっ、これだけなの、という量に見えてしまうのが悲しい。
1杯目はメイドさんがついでくれましたが、慣れないのか、コップからこぼしていました。
赤ワインのシミは落ちにくいぞ。。。
ところで、肝心のビーフハンバーグが、なかなか来ない。
以前の店だったら、比較的すぐに出てきたので、なんとも待ち時間が長い。
オーダーが通っているかどうかを聞こうと思った頃にでてきましたが、なんと、「ライスはどうされますか?」と男の店員さん。
えっ、ライスは付いていないの?
前は、ライスは着いていたし、無料で大盛りにしてくれました。
仕方がないので、単品でライスを注文。
そういえば、ドリンク無料券はくれなかったし、ポイントカードもなくなっているようでした。
どこをとっても、前と比べるとサービスが落ちているとしか感じません。
秋葉原はメイドカフェが有名なので、そのノリでやったのかもしれませんが、そもそもメイドカフェ路線とヨドバシカメラでは、エリアも客層も微妙に違うのです。
ワインやメニューにはお酒のつまみ系が加わったのはいいことですが、それなら、上野のペッパーランチのほうが落ち着きます。
いったい会社のどのレベルの人がこういう改装をやろうと言い出したんでしょうか。
長い間通っていた客からすると、会社が狙っていたことがわからなかったし、ズレを感じました。
好きなお店のひとつだったヨドバシのペッパーランチでしたが、ちょっと足が遠のくことになりそうです。
ああ、残念だ。
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