実家にあったJBLの大型スピーカーは、父が他界してから使われていなかったので、私が引き取ることになりました。
重さは1本で80㎏オーバーの重量級。
一人で運ぶのは無理です。
弟と弟の息子に手伝ってもらい、浦賀のマンションに運び込みました。
マーチンローガンとエラック、そして4343Bがうまく収まると思っていたのですが、横幅が広くはない部屋なので、ちょっと無理がありました。
マーチンローガンは、後ろの空間を十分に確保しないといい音で鳴ってくれないので、このままではだめそうです。
肝心の4343Bですが、駆動するのはフライングモールのCA-S10。
床への直置きを避けるために、スピーカーベースとして、山本音響工芸のQB-100を用意しておきました。
ショップの店員さんにも言われていたのですが、QB-100は表面加工が美しすぎるせいか、上に載せた4343B がわずかの力で動いてしまいます。
それでもとりあえず設置できたので、さっそく音出し。
。。。。。。
これは、まずい。
音の分離が悪く、低音のきれも悪く、暑苦しい音が出てきました。
どうも4343Bとスピーカーベースの間にできた空間と、滑りやすいスピーカーベースによる不安定さが悪さをしているような気がします。
これまで使ってきたスピーカーが、マーチンローガンやエラックということでもわかるように、私の好みは音場再生型のシステムです。
現状の音は、これと正反対。。。
4343Bをきちんと鳴らすのは苦労するとは聞いていましたが、いきなりそれに直面してしまいました。
セッティングは後日じっくりとやろうと思い、とりあえず滑りやすいQB100から4343Bを下ろすことにしました。
試しに直置きの状態で再生すると、びっくり!
もやもやが見事にとれて、分離のいい、すがすがしい音が再生されるではありませんか!
この部屋の床は板張りなのですが、板の下はかなり厚いコンクリートになっているはず。
床からは、ほとんど振動を伝わってきません。
セッティングで音が大きく変わることは知っていましたが、ここまで変化するとは思いませんでした。
フライングモールとの組み合わせもばっちりです。
耳の信頼できる弟は、この「アンプと4343Bの組み合わせは、マークレビンソンよりいいかも・・・」とつぶやいていました。
これから、セッティングの微調整やケーブルの交換など、しばらく楽しめそうです。
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