フェドセーエフの指揮するハチャトウリャンのバレエ組曲のアルバムを買いました。
「ガイーヌ」組曲と「スパルタカス」組曲が入っています。
フェドセーエフに対する私の印象は、大くくりにすると「爆裂系指揮者」です。
「爆裂系指揮者」が「ガイーヌ」を演奏すしていると、思わず気になってしまいます。
「ガイーヌ」みたいな曲は、気取ってすました演奏なんかは面白くもなんともない。
がんがんといってほしいのです。
同じ「爆裂系指揮者」のチェクナヴォリアンも面白く、勢い余って縦の線がぐちゃぐちゃにくずれてしまい、アンサンブルが破綻してしまうくらいの熱のこもりようなので楽しめます。
タワーレコードの試聴コーナーで「剣の舞」を聞いたら、出だしからびっくり。
打楽器が激しすぎて、曲が良くわからない。
拍の裏の旋律が打楽器につぶされて、よく聞こえないのです。
でもそれでいいのです。
ティンパニ奏者が気合を入れてたたいている様子を想像したら、感動で目がうるうるしてしまいました。
フェドセーエフは期待通りの「爆裂演奏」を聴かせてくれたのだけれど、チェクナヴォリアンとは違って、ち密にコントロールされた、「確信犯的爆裂演奏」なのは、さすがです。
録音も、ホールの空気感が出ていてなななかいいです。
これで、650円とは、いい時代になったものです。
ブログランキングに参加しています。
にほんブログ村
応援よろしくお願いします