もう何年も手元にあるのに、読めない本があります。


読みたいのに、読めない。。。


本のタイトルは、「もういちどラグリマ」



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「ラグリマ」は、ギターの父と言われるフランシスコ・タレガの小品です。



たった1ページの楽譜ですが、ギターの音の素晴らしさを表現できる曲です。


この曲のタイトルがつけられた「もういちどラグリマ」は、ギターの恩師であった、亡き平田宏先生の闘病の過程と亡くなってからの家族の様子を書いた本です。


買ってからすぐに読もうとしたのですが、1ページ進まないうちに涙が出てしまい、読み進めませんでした。


5月3日に、私の父が他界しました。


引越中に本棚を整理すると、この本が出てきました。


ぱっと開いた1ページを読もうとしました。


身近に同じような出来事が起こったばかり。


やっぱり、涙が出て、本を閉じてしまいました。


平田先生がなくなる前に、先生の演奏活動30周年記念パーティーが行われました。


もう、ギターを持つ体力も残っていなかったはずです。


そのときに演奏された1曲が、「ラグリマ」でした。


もういちど平田先生のラグリマを聞きたい。


門下生の抱く、かなわぬ夢です。


ちなみに、邦題は、「涙」とつけられています。


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