立ち退き要求に比較的おとなしく応えて、5月に28年間住んだマンションを出ることになりました。
引越し先は同じマンションなので、まあ、大きくは変わらないのですが。。
せっかくなので、少しずつ身の回りの持ち物の整理を始めています。
その1つが、昔エアチェックで撮りためたビデオや買ったビデオや音楽のカセットテープ、落語のテープなどのDVD化です。
テープ類は、再生するハードの以前に、テープの劣化が問題です。
再生できなくなったテープも何割か出てきました。
この中に、セゴビアのマスタークラスのビデオが4本ありました。
1965年に、スペインのコンポステラで行われたマスタークラスの映像です。
手に入れたのは相当昔ですが、現在でも販売されていると思います。
かろうじて活きていたので、このテープのダビングから始めました。
オスカー・ギリアやミゲル・バルベラが生徒ですから、すごい顔ぶれです。
この二人は、生徒の中でも飛びぬけています。とくに、バルベラは、音だけ聴いていると、セゴビア?と勘違いしてしまいます。
生徒の音が気になり、楽器のせいかなとセゴビアが楽器を交換したら、やっぱりセゴビア・トーンが飛び出したときには、聴講生から笑いが出ました。
席には、ホセ・トーマスらしい顔も見えました。
レッスンの中に、シャコンヌのレッスンビデオがありました。
時折り生徒と一緒に弾くのですが、その圧倒的なセゴビア・トーンにはびっくりします。
持っていたことを忘れていたお宝ビデオでした。
思っていた運指使いとは違う箇所も随所に見られます。
いろいろなことが落ち着いたら、ビデオをを見ながら、運指を書き起こしてみようかと思います。
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