久しぶりに、エフゲニー・ムラヴィンスキーの指揮するチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聴きました。



まじめな社長のふまじめなブログ-20110129_blg11

録音:1961年11月 レニングラードpo


「悲愴」は、クラシックを聴き始めた小学生のころに、最初に手にした数枚のレコードの中の一曲です。


小学生でクラシックというのは可愛げがないですね。


ある日、「コンサートにいくぞ!」と父に言われ、小学生だった私と2歳離れた弟の二人は、熊谷にあったホールに連れて行かれました。


ジャンルに関係なく、こういうイベントに行くことはそうはなくて、記憶にあるのは「コント55号」と、なぜか、「島倉千代子ショー」の2つくらいでした。


そのときのプログラムは、今でも覚えています。


外山雄三指揮 群馬交響楽団

第一部

・組曲「道化師」(カバレフスキー)

・交響曲第5番「運命」(ベートーヴェン)

第二部

・交響曲第9番「新世界より」(ドボルザーク)


このコンサートは、小学生の兄弟にとって、衝撃的でした。


弟もそうだったようですが、聴いていて何だか嬉しくなり、思わず頬が緩んでしまうのでした。


それからクラシックが大好きになり、私も弟も今でも続いています。


チャイコフスキーの「悲愴」は、その頃からずっと好きな曲でした。


ムラヴィンスキーの演奏は、非常に厳しい緊張感に満ちていますが、随所に表れるレガートな表現が魅力です。


「悲愴」といえば、クラウディオ・アバドがグラモフォンに録音したものも暗くて重くて好きな演奏です。


おそらく、アバドの録音の中でも、上位に来るすぐれた演奏ではないでしょうか。



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