引き続き、バッハのシャコンヌを練習しています。
練習と言っても、人前で弾く予定はありません。
人前で弾く予定があったとしても、私には、シャコンヌは無理です。
10数分の曲を、最低限飽きさせず、できればちょっとだけでも感動してもらうように弾く曲として、シャコンヌは大曲過ぎます。
それでも練習してみようと思うのは、自分で弾いていても、すばらしい曲だと感じられる内容が、楽譜につまっているからです。
1小節だけでもつまびくと、いいなあ、と思ってしまいます。
教室に通っていたころは、半年に1回の発表会がありました。
発表会では暗譜が基本だったのですが、最近は、楽譜を見ながら弾くことが多くなりました。
久しぶりに、暗譜しようということで、選んだのがシャコンヌです。
どうせなら、一番好きな変奏から覚えようということで、第22変奏から第29変奏までを暗譜しました。
この部分は、音楽の展開が素晴らしく、気持ちが入ると、自分で弾きながら涙が出てしまいます。
変ですね。
でも、本当に美しい感動的な曲なのです。
無人島に住むことになって、持っていける楽譜が1曲だけだとしたら、迷わず、シャコンヌを持って行くでしょう。
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