中学生の頃、新星を発見したいと思い、夕方からいつも西の空を眺めていました。
望遠鏡は高価で買えなかったので、レンズセットを買って、紙の筒を鏡筒として使って、自作しました。
三脚も数本の角材をネジでとめて作りました。
経緯台というタイプですが、角度調整用のギアなんかできるはずもありません。
それでもしばらくの間は、この自作望遠鏡を使って、星を見たり月を観測していました。
そのうちに写真を撮りたくなり、親のカメラを借りて月面の写真に挑戦しました。
カメラのレンズを望遠鏡の接眼レンズに押し当てて、ぱちり。
とり終えた白黒フィルムを写真屋に出してからの数日間、写真ができるのを楽しみに待ちました。
そして取りに行った日。
「なんか、半分くらい光ったものばかり写っているけれど、これでいいの?」と写真屋さん。
「はい、それでいいんです」と僕。
写真には、ピントがあっていない半月ばかりが写っていました。
くやしくて、泣きそうになりました。
それでも、よく見ると、クレーターらしい陰影が写っていました。
昨夜の午前3時ころ、外を見ると海の上に三日月が見えていました。
よし、と思い、小型の望遠鏡を持ち出して、望遠鏡を月に向けました。
影の部分との境目あたりは、太陽が斜めからあたるため、クレーターがよく見えました。
月の表面を見ながら、月を撮影して失敗したことを思い出しました。
そして、撮ったのがこの写真。
なんだかよくわからない写真ですが、それでも少年のころに撮った半月よりも、よく撮れています。
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