ローリンド・アルメイダというギタリストがいます。
ブラジル生まれで、渡米してからスタン・ゲッツやMJQでギターを担当したり、LAフォアとして、バド・シャンク、レイ・ブラウン、シェリー・マンらとジャズの名盤を残しました。
LAフォアの「なき王女のためのパヴァーヌ」は名盤だと思います。
ジャズのギタリストとしてのほうが有名ですが、デッカから次々とレコードを出していたアンドレス・セゴビアに対抗して、キャピタルレコードが白羽の矢を立てたくらいのギタリストですから、実はたくさんのクラシック・ギターの曲を残しています。
たとえば、このレコード。
「THE NEW WORLD OF THE GUIAR」 キャピタル P-8392
録音されているのは、以下の曲です。
1.TEDESCO/Tarantella
2.TEDESCO/La Guarda Cuydadosa
3.DUALTE/Miniature Suite
4.HARRIS/Sonatina
5.TRURINA/Sonata
6.RODORIGO/En los Trigakes
7.PONCE/Preludes(No.2,5,8,10,11,12)
テデスコのタランテラや、トゥリーナのソナタ、ポンセの前奏曲などはすばらしい演奏だと思います。
録音はデッド気味で、右手の音の変化がよくわかるアルバムです。
次のレコードは、エベレストからリリースされたアルバムで、内容はキャピタルのものと同じです。
「Spanish Guitar Recital」 エベレスト SDBR3287
タイトルは、「Spanish Guitar Recital」。
違う名前をつけられてのリリースです。
オリジナルはモノラル録音ですが、それを擬似ステレオ化したものです。
擬似ステレオは、ある時期に流行りましたね。
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レーベル名をあらわすエベレスト山のイラストがあります。
キャピタルから出された「THE NEW WORLD OF THE GUIAR」というタイトルのアルバムです。