河口湖で行われた某大手塾の合宿に行ってきました。

新卒者採用に使う塾のプロモーションビデオ制作の注文を頂き、その素材撮影のためのロケです。

三年前にも同じ内容のお仕事をいただいたのですが、ドラマチックなビデオの作りが好評を頂き、リピートとしての受注でした。

有難いことです。

今回参加したのは、今年入社した講師のスキルアップのための合宿です。

私も若い頃に、7年ほど塾講師をした経験があったり、前職でも20年くらい講師や講師教育を仕事としていたので、今回のロケはとても楽しみでした。

その日は3日間の合宿の初日。

一人10分の持ち時間で自分の担当教科の模擬授業を行い、ベテラン先生と社長から評価を頂くというスタイルです。

それぞれ工夫を凝らした授業を行ったのですが、社長やベテラン先生からは(愛情あふれる)厳しいコメントが続出し、唇をかみしめている講師もいらっしゃいました。

おそらく、世の中の「先生」という仕事に就いているほとんどの先生は、「子供たちが目を輝かせる様な仕事をしたい」と思っているはずです。

実際はどうかというと、そんな思いを実現できている授業は、ごくわずかでしょう。

このことは、「思いを実現する手段」を手に入れる事が、とても難しいということを意味しています。

ひとつ言えるのは、面白い授業をしようと思ったら、絶対に「授業で取り上げる内容の何倍もの内容を勉強しておくことが必要だ」ということです。

さらに、その勉強過程を楽しみ、自分自身が「なるほど!」とか「これは面白い!」という体験をたくさんしておくことが必要がです。

その体験をができないうちは、まだ調べ足りないのです。

自分が素直に「面白い」と思えない内容は、いくらうまく話しても、面白さは伝わりません。

温度感が足りないのです。

面白くない1冊の教科書を使って面白い授業をするには、100冊の本を読み、自分の足を使ってフィールドワークをするくらいのことはしなければだめです。

忙しい日常の中で、それはとても困難なことですが、先生を職業として選ぶ覚悟をしたからには、やり続ける義務があるはずです。

毎回の授業を100%満足できるように準備することは無理かもしれません。

でも、3年、5年、10年かけて続けて行けば、いつかは毎日の授業を最高のものにしていくことはできるはずです。

新人先生の熱のこもった模擬授業を見ながら、こんなことを考えていました。



ブログランキングに参加しています。


にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ


アップ      アップ

ここをクリックしていただくと、現在のランクを確認できます。


応援、よろしくお願いいたします!