もう、いい加減、頭に来た!
テレビを見ていると、いい所でコマーシャルが入る、あれにです。
クイズの正解の結果、勝敗の結果、謎の登場人物の顔出し、・・・。
「結末はどうなるの?」というタイミングで、お決まりの様にコマーシャルが入る番組のなんと多いことか。
見ている方も、「ここでコマーシャルだな」と見透かしていているのだけれど、期待を裏切らずにコマーシャルになると、言うも言われぬ失望を感じます。
なんというワンパターン。
ひどい番組になると、コマーシャル前の1分間くらい前に戻ってから続きを流す。さらにあきれた番組では、またコマーシャルが入り、また戻ってちょっと進む。
「3歩進んで2歩戻る」
コマーシャルで休もうと思っても、休まないで歩け、ではくたびれるばかりです。
政治も「バカだなあ」と思う政策にしばしば出くわしますが、1日に、いや、1時間のうちに「バカか!」と思う瞬間に何度も出会えるのはテレビ位なものです。
水戸黄門が人気の長寿番組である一つの理由は、視聴者が期待しているタイミングで、「ひかーえい!この御紋が目に入らぬか!」との決まり文句から、トントントンと悪を成敗していく気持ち良いワンパターンの流れにあるといいます。
お決まりの流れではあるけれど、これはこれでいいのです。
みんな期待しているのですから。
しかし、いいところで入る、コマーシャル。これは、だーれも期待していません。
「あーあ、やっぱり」というウンザリ感。
全国一斉に、数百万人、数千万人に、ウンザリ感を味わせるという点では、プチ精神兵器と言ってもいいでしょう。
視聴率を調べる方法があるなら、ウンザリ度を同時に調べてみましょう。
コマーシャルに入ったとたん、ウンザリ指数は一気に上がるはずです。
そんなタイミングで流れるコマーシャルを良しとしているスポンサーも、「ああ、なんにも考えていないんだなあ」と残念な気持ちになります。
時々、ここでコマーシャルが入るだろう、という気持ちを裏切る番組があります。
そんな番組は、内容に自信があるか、または、姑息な手法を良しとしない人がかかわっているのでしょうね。
どのテレビ局でもやっている、何の努力も知恵も必要としない番組の組み方。
そんな仕事をしていて、むなしくないのですか?
「むなしい」と答えるでしょう。
よーくわかります。
「だってしょうがないもん」答えるでしょう。
よーくわかります。テレビ局だって日本の組織ですから。
でも、しょうがないもん、ではダメなのです。
マスメディアが政治を動かしている、という現実を認識していますか?
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