「秘密基地」という言葉は、わくわくします。


私が小学生のころは、世の中はいい意味でゆるく、大人に怒られながらも自分たちの「秘密基地」をつくれる時代でした。


それに比べて、今の子供たちはかわいそうですね。

大人が、親が、うるさすぎます。


昔もうるさかったのですが、「まったくしょうがないな」と言いながらも、子供のすることを「まあそういうものだ」と引き受ける余裕があったように思います。


私は子供のころから、異様に秘密基地に興味があり、今でも「大人の隠れ家」は愛読雑誌です。


実際に秘密基地を2つ持っているのですが、新たに1つ加わりました。


オフィスの床下です。


事務所の更新手続きに家主のNさんの所に行ったとき、

「収納スペースが無くて・・・」

とポツリとこぼしました。


それに対するNさんの、驚くべきことば!


「床下、使いますか?」


私のオフィスは、小さなビルの1階です。

床は、てっきりコンクリートだと思っていたのですが、なんと床下に、1.6mほどの空間があるというのです。


その翌日。Nさんは、数冊のカタログを持ってやってきました。


「床下に出入りするための、ハッチを選んでください。大きいほうがいいでしょ」


「でも、だいぶ費用がかかりますよね」と私。


「それは、まあいいです。とにかく、選んでください」


そして、さらに翌日。希望のハッチを指定しました。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100410_2床下1

60cm×90cmのハッチ。

この下に、秘密基地があるとは、誰も思うまい。


翌週には、工事が入り、3日かけて、広い収納スペースが完成しました。

せまいオフィスの床面積が、一気に1.5倍になりました。



まじめな社長のふまじめなブログ-20100410_3床下2
ハッチを開けると、こんな感じに下が見えます。

「壁に下向きに矢印を書いて、秘密基地はこちら、と書いておくといいですよ」とNさん。


家賃を少し上げてください、と申し出たのですが、

「いいんですよ。便利に使ってもらえれば、いいんですから」


Nさんには、ほんとに感謝しています。

改めて、まわりに助けられていると、実感しました。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100410_4床下3
中は余裕の収納空間。

カーペットを敷いて、寝床でも作ろうかな。


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