「秘密基地」という言葉は、わくわくします。
私が小学生のころは、世の中はいい意味でゆるく、大人に怒られながらも自分たちの「秘密基地」をつくれる時代でした。
それに比べて、今の子供たちはかわいそうですね。
大人が、親が、うるさすぎます。
昔もうるさかったのですが、「まったくしょうがないな」と言いながらも、子供のすることを「まあそういうものだ」と引き受ける余裕があったように思います。
私は子供のころから、異様に秘密基地に興味があり、今でも「大人の隠れ家」は愛読雑誌です。
実際に秘密基地を2つ持っているのですが、新たに1つ加わりました。
オフィスの床下です。
事務所の更新手続きに家主のNさんの所に行ったとき、
「収納スペースが無くて・・・」
とポツリとこぼしました。
それに対するNさんの、驚くべきことば!
「床下、使いますか?」
私のオフィスは、小さなビルの1階です。
床は、てっきりコンクリートだと思っていたのですが、なんと床下に、1.6mほどの空間があるというのです。
その翌日。Nさんは、数冊のカタログを持ってやってきました。
「床下に出入りするための、ハッチを選んでください。大きいほうがいいでしょ」
「でも、だいぶ費用がかかりますよね」と私。
「それは、まあいいです。とにかく、選んでください」
そして、さらに翌日。希望のハッチを指定しました。
60cm×90cmのハッチ。
この下に、秘密基地があるとは、誰も思うまい。
翌週には、工事が入り、3日かけて、広い収納スペースが完成しました。
せまいオフィスの床面積が、一気に1.5倍になりました。
ハッチを開けると、こんな感じに下が見えます。
「壁に下向きに矢印を書いて、秘密基地はこちら、と書いておくといいですよ」とNさん。
家賃を少し上げてください、と申し出たのですが、
「いいんですよ。便利に使ってもらえれば、いいんですから」
Nさんには、ほんとに感謝しています。
改めて、まわりに助けられていると、実感しました。
カーペットを敷いて、寝床でも作ろうかな。
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